M&Aの業界ではインセンティブ制を導入する企業が多いですが、なかでも当社では「業界最高水準のインセンティブ率」を採用しています。ご成約時にいただく手数料の30%を保証し、実績を重ねていけば最終的に50%まで上昇していくのが大きな特徴です。業界内を見渡してみても、ここまで高いインセンティブ率を提示している会社は見当たりません。
私がなぜ「業界最高水準のインセンティブ率」にこだわるのか。それは、これまでのM&A業界での経験から「この仕事は本当に大変だ」と肌で感じているからです。
私はこの仕事を例える時、「お医者さんのような存在だ」と表現しています。廃業の危機に瀕した会社様のために、昼夜を問わず、全身全霊でサポートを行う。救命救急医のように奔走する仕事だからこそ、従業員の皆様に最大限還元していきたいというのが私の考えです。
ペアキャピタルの大株主は、創業者の私です。会社の利益を社員に還元すれば、株主である私の利益を損なうことになるわけですが、むしろそれでいいと思っています。この会社の目的は、廃業する会社を少しでも減らし、雇用を守ることで社会に広く貢献していくこと。そのためにも、優秀なM&Aプレイヤーを数多く輩出することが私の願いだからです。
優秀なM&Aプレイヤーを増やすためには、長く勤めていただくこと。これが必須の条件です。
この業界で1人前になるには、少なくとも3年はかかります。ところが、M&A業界は勤続年数が極端に短く、大手企業ですら平均2~3年という有様です。私が目指しているのは「平均勤続年数No.1」の会社です。当社の目標は、あくまで売上や時価総額で競うことではなく、廃業する会社を1つでも多く救うこと。そのためには、多くのM&Aプレイヤーを育成し、より長く働ける環境を整えることが何より大事だからです。
また、当社ではノルマを一切課していません。
設立間もない当社への転職を決めたのは、「人一倍のやる気があるから」に他ならない。会社の看板があるわけでもない。前職から給与を減らしてでも飛び込んでくれる。そんな方たちばかりが集まっているからこそ、「ノルマを設定するのは意味がない」というのが私の考えです。自由に個人の目標を設定すればいい。おそらく業界初となる「ノルマのない会社」だと自負しています。
M&A業界は、年間で1件の成約が取れるかどうかの世界です。その中で私は、年間10件以上の成約を獲得してきました。当然ながら業務も膨大になり、事務所に寝泊りすることもありました。こうした働き方を続けていけば、体調を壊すのは当たり前です。また、子どもが産まれて大変な状況の中、子育てに参加できなかったことも後悔しています。私はこうしたM&A業界特有の働き方を改革していきたい。一人ひとりのライフステージに合わせた柔軟な働き方ができる会社を実現したいと考えています。インセンティブ率が高ければ、家族との時間を犠牲にせず、余裕を持って仕事に取り組めます。自身のライフスタイルに合わせ、好きな人生を無理なく描ける会社を創り上げていきたいと思います。