2021年 中途入社

馬庭悠次

YUJI MANIWA

専門的な知識はもちろん必要です。
それ以上に人間性を磨くことが大事です。

入社のきっかけ

人生に一度あるかないかの
一大イベントに携われる点に
魅力を感じた

私は大学卒業後、大手の証券会社に就職しました。3年ほどリテール営業を担当し、その後、本社に異動して金融機関や社会福祉法人向けの運用アドバイスなどを行っていました。
「ビジネスパーソンとして早く成長したい」との思いから入社を決め、名刺一枚で経営者にお会いしながら、厳しいノルマの達成を目指して切磋琢磨する。そんな刺激的な環境に身を置きながら、営業表彰を獲得して本社に栄転するという当初の目標を達成したのですが、その頃から「さらなる成長を描ける会社はないか?」と次第に転職を考えるようになりました。

M&A業界に興味を持ったのは、これまで携わってきた金融資産の運用とは異なり、会社の譲渡という人生に一度あるかないかの一大イベントに携われる点に魅力を感じたから。そこに自ら立ち会い、さまざまな経験を積む中で、自分も大きく成長できるのではないかと思ったのです。
なかでもペアキャピタルを選んだのは、私の知人が当社の役員と知り合いだったのが縁で、面接をしてもらったのがきっかけでした。まだ設立1年のタイミングで、会社の仕組みや制度もそれほど固まっていない中、IPOを視野に入れて熱く夢を語っている。「ド」が付くほどのベンチャーに身を投じ、役員と従業員が一蓮托生で会社を創り上げていくのも面白そうだと感じ、その日のうちに「ここで働いてみたい」と決意を固めていました。

業務内容

M&Aアドバイザーの存在が
強く求められていると感じます

私たちの業務は、お電話をかけたり、お手紙を送ったりして、経営者の方々にコンタクトを取ることが「第一関門」になります。
私はテレアポがそれほど苦にならないタイプなので、1日あたり280件ほど電話を掛けることもあります。無事にアポイントを取り、お話しが進んでいけば、売り手側の企業様、買い手側の企業様の間に立ち、両者の条件面などをすり合わせていきます。
さまざまな折衝を行ったり、譲渡に向けた資料の作成をしたりと、M&Aに関わる業務全般をすべて担当しています。

当社の特徴の一つが、M&Aアドバイザーが特定の業界に特化してコンサルティングを行っている点です。
私は建築・建設業界の企業を担当しています。日本の産業の中でも最も多い業種の一つであり、高齢化も急速に進んでいます。当然ながら後継者不足などのお悩みを抱えている経営者様も多く、私たちのようなM&Aアドバイザーの存在が強く求められていると感じます。

仕事のやりがい・醍醐味

信頼関係を築けた時こそ、
この仕事をしていて良かったと
心の底から思える瞬間

この仕事には2つの要素が求められます。
1つ目は、財務・法務・労務などの専門知識です。経営者の方々と対等な立場で話せるだけでなく、時にはクライアント様の顧問税理士、弁護士とやりとりするケースもあるため、相応の知識を身に付ける必要があります。
そしてもう1つが、ウェットな人間関係の構築です。特に印象深かったのは、70代のオーナー様とのやり取りです。1年ほどお付き合いし、全国各地を営業で飛び回るほど仕事が大好きな方でしたが、突然倒れてしまったのです。障がい者手帳が交付され、後継者もいないことから、M&Aを決断されたのですが、その際には「馬庭さんだからお任せしたい」とおっしゃっていただきました。我が子同然に育ててきた会社ですから、譲渡を目前に控えた時期には昼夜を問わずご連絡をいただくことも。そんな時にも私が出来る限りのフォローをさせていただきました。

専門的な知識はもちろん必要です。ただ、最終的に「任せたい」と言っていただくためには、それ以上に人間性を磨くことが大事です。「あなただから任せたい」。そんな風に言われるような信頼関係を築けた時こそ、この仕事をしていて良かったと心の底から思える瞬間です。

これからの目標

社員一丸となって
会社の価値を
磨き上げていきたい

今後の目標は、ペアキャピタルが掲げるグロース市場への上場を早期に達成することです。当社では、従業員にストックオプションが付与されていますので、会社の時価総額を高めることができれば、自分の金融資産を増やすことにもつながります。会社が目標を達成すれば、目に見える形でその見返りが得られるのが特徴です。これからも社員一丸となって会社の価値を磨き上げていきたいと思います。

M&Aは業務量が多いだけでなく非常に気を遣う仕事のため、1日が終わるとくたくたになります。だからこそプライベートの時間をとても大事にしています。土日は趣味に精を出して、思いきりリフレッシュして、平日を迎えることを意識しています。時には重要な判断を伴う場面もありますので、心身ともに健康に保つことが不可欠だと思っています。これからも会社を売却するという大きな決断を、全身全霊をかけてサポートしていければと思います。


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