2021年 中途入社

小塚大輝

DAIKI KOZUKA

M&Aをもう少し
当たり前の存在にしていきたいです。

入社のきっかけ

この人たちと一緒に
仕事したいと思った

私は大学卒業後、メガバンクから転職してM&A仲介サービスの会社で勤務した後、ペアキャピタルに入社しました。当社の役員が以前の職場の上司だったため食事に誘われ、会社を興してからのお話を色々とお聞きするうちに、設立間もないベンチャーで働くことに魅力を感じて仲間に加わりました。前職の頃から素晴らしい人だと常々感じており、「この人たちと一緒に仕事したい」と思ったのが入社の一番の理由です。

そもそもM&Aの業界で働こうと思ったのは、実家が自営業を営んでいたのがきっかけです。
2019年に祖父が亡くなり、事業を継承したのですが、株の相続などで大変な思いをしました。今後、父から兄へ継承するとなった時、知識がなければ同じように困ってしまう。従業員を抱える会社を守るためにも、専門知識を身に付けておきたいと思ったのがそもそもの動機でした。

業務内容

成約に向けた
お手伝いをすることが多い

前職でもM&Aの仲介を手掛けていましたので、転職後の現在の業務もそれほど大きく変わりません。強いて言えば、前職では売り手側の企業、買い手側の企業の担当者がそれぞれ分かれる分業制でしたが、ペアキャピタルでは双方を一人で担当するのが違うところでしょうか。また、転職後の現在は、営業チームを任されており、10名ほどのメンバーが獲得してきた案件に私も入り、成約に向けたお手伝いをすることが多いです。プレイングマネジャーとして動いている感じですね。

私は製造業・建設業・運送業等幅広く担当しております。例えば、製造業と言っても、金属加工業の会社はもちろん、化粧品メーカーやプラスチック成型などの会社もあり、ジャンルはかなり幅広く、様々な業界に対する専門知識が必要とされます。

仕事のやりがい・醍醐味

これまでの苦労が
すべて報われた気がして、
大きなやりがいを感じられました

一番思い出に残っているのが、ペアキャピタルに入社してから初めて成約した案件です。ニッチな製品を開発・製造する会社様でした。1,000億円規模の大手企業に会社をお譲りし、現在はその子会社になっています。

元々後継者候補がおりましたが、様々な理由から「ご承継をすることが難しい」とご判断され、M&Aのお話が進んでいったのですが、その後は大変な作業の連続でした。
私たちが仲介を行うM&Aの案件は、そのほとんどが未上場の株を売却することになります。ここでネックとなりやすいのが、株の所有権や変遷の問題です。特に業歴の長い会社様ですと、誰がどのような形で株を所持しているのかを証明するエビデンスがないケースが多いからです。この案件においてもエビデンスが当時残されておらず、過去に株を所持していた可能性がある方を一人ずつ確かめながら、株の所有や変遷を確認しなければなりませんでした。しばらくの間疎遠になっている方にもコンタクトを取り、やり取りする作業が4ヵ月ほど続きました。経営者様にこうした作業が必要なことをご理解いただくのも大変でした。
ただ、最終的に会社を売却できたときに、「やっと肩の荷が下りた。君のおかげだよ、本当にありがとう。」と言っていただけた時には、これまでの苦労がすべて報われた気がして、大きなやりがいを感じられました。

これからの目標

M&Aのイメ―ジを
変えていくことも
目標の一つ

現在、ペアキャピタルとして目標に掲げているのは、グロース市場への上場です。私自身、会社の成長を担うメンバーの一員として、グロース市場、そしてプライム市場の上場達成に向けて力を尽くしていきたいと思っています。

また、M&Aのイメ―ジを変えていくことも目標の一つだと考えています。最近では、経営者の皆様の間でM&Aがかなり一般的になってきました。着実に認知度が上がってきたという感覚を抱いている一方、一般の従業員の中には「会社が買われてしまう」といった拒絶反応を示す方も少なくありません。そのため、社内では隠して話さないといけないことも多いのが実情です。こうした「後ろめたさ」をなんとか払拭し、M&Aをもう少し当たり前の存在にしていきたいです。M&Aを行った後は、待遇がより良くなったり、働きやすくなったりする。そうなれば、従業員の皆様を交えて「こんな相手がいい」と一緒に譲渡先を選んでいくことができるかもしれません。M&Aの実態が正しく認知され、誰もが幸せになれるM&Aが実現できるようにこれからも頑張っていきたいです。


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